25年経ったセメント瓦は表面の塗装はなくなっていて、セメント表面から砂が浮いていました。こうなるとセメント瓦自体の防水効果が極端に低下してしまうため、セメント瓦は10年毎くらいで塗装工事が必要になり、メンテナンスコストがかかることが多々あります。 現在、セメント瓦は製造されていないため差替えなどができないために困ってしまうことがあります。 |
画像で判断できるように、25年経ったセメント瓦の下の状態はかなりひどい状態になっています。 よってセメント瓦の耐用年数は20年から30年と考えられます。期間を伸ばすためには、塗装工事など間のメンテナンスが必要となります。 |
釉薬瓦は製造、産地によって異なりますが35年釉薬瓦になると、表面の釉薬の剥がれ、瓦自体に亀裂、瓦と瓦の間の防水を果たす漆喰の劣化、崩れなどがみられるようになります。 | 天井に雨漏りが発生していなくても、防水シートの上に雨水が侵入していることがあります。 釉薬瓦の耐用年数は30年から40年前後と考えられます。 釉薬瓦はJIS規格でサイズが決められているので、将来的に瓦の差替えが可能です。 |
釉薬はがれ |
漆喰の劣化 | 瓦本体の亀裂 |